なつぞら第82話のあらすじと感想（2019年7月4日放送）
なつぞら第82話のあらすじと感想（2019年7月4日放送）
第14週「なつよ、十勝さ戻って来い」の第82話。
妹の千遥に会うため、急いで十勝に戻ってきたなつ（広瀬すず）と咲太郎（岡田将生）。なつの到着を待ちわびていた富士子（松嶋菜々子）や、懐かしい面々と再会を喜ぶが…。
第82話の主な登場人物
- 奥原なつ（広瀬すず）…ヒロイン
- 奥原咲太郎（岡田将生）…大好きな、たったひとりの兄
- 柴田泰樹（草刈正雄）…頑固じいさん
- 柴田富士子（松嶋菜々子）…泰樹の娘
- 柴田剛男（藤木直人）…富士子の夫
- 柴田照男（清原 翔）…剛男と富士子の長男
- 柴田明美（平尾菜々花）…剛男と富士子の次女
- 小畑雪之助（安田顕）…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
- 戸村悠吉（小林 隆）…柴田家の酪農の従業員
- 戸村菊介（音尾琢真）…悠吉の息子
- 柴田砂良（北乃きい）…照男の妻
なつぞら第82話のあらすじ
なつが柴田家に帰ったが、すでに千遥はいなくなっていた。なつの服を来て、牛飼いの仕事をしていた千遥はその服のままいなくなった。みんなで捜しても見つからなかったという。
富士子はなつにあやまるが、なつや咲太郎も自分に会いたくなかったのだと言った。富士子は千遥が電話を切った理由や東京の置屋で育ち、幸せだと言っていたことを伝えた。
信哉が千遥の写真を持ってきた。写真を嫌がっていたことも伝える。なつはその時、もっと話をしてほしかったと信哉を責めた。
泰樹は千遥が搾乳したことをなつに伝えた。その時の笑顔に嘘はなかったから、知らせが来るはずだと言う。砂良もお姉ちゃんと言われたことを伝え、いつか帰ってくると言った。
みんなでバターを作ろうとしているところに郵便が届く。それは千遥からの手紙だった。
雪之助が車で柴田家まで送る
東京から北海道に来て雪月に寄ったなつと咲太郎を雪之助が待っていた。雪之助が車を出して柴田家まで送る。
（なつと咲太郎が）
なっちゃん
おじさん
朝早くにすいません、今着きました
まあ入って入って
柴田さんとこから電話もらってさ、そろそろじゃないかなと思って待ってたんだわ
すいません
雪之助さん、よろしくお願いします
咲太郎君、なっちゃん…本当よかったな！
はい
おじさんはもう会ったの？
いや、先に会っちゃったら何か悪い気してな
もうすぐ行くか？それとも少し休むか？
すぐ行きたい
よしわかった、すぐ車出すべ
感想
雪月の雪之助が車を所持していたとは驚きましたね。ほぼ雪次郎考案？の雪月ロールが大ヒットしたのでしょうか。咲太郎が荷台に乗っていたのがちょっと気になりましたが、この時代はセーフなのでしょうね。
なつと咲太郎が来た時には千遥はいなかった
なつが柴田家に帰った。みんなが出迎えたが、そこに千遥の姿はなかった。いつの間にかいなくなっていて、みんなで捜したが見つからなかったと言う。なつは外に出て走り出し、泣いてしまう。
ただいま、母さん！
なつ！
ただいま
お帰り…
いらっしゃい、咲太郎さん
ご無沙汰してます
ねえそんで千遥は？
（泰樹や照男が来る）
なつ、お帰り
なっちゃん！
ただいま！
いやいやいやいや…
なっちゃんお帰り！
ただいま
じいちゃん…悠吉さん、菊介さん
どうも咲太郎です
よう来たな
じいちゃん、ただいま
うん、お帰り
じいちゃん、千遥は？
おらん
えっ…？
おらんようになった
どういうこと？
千遥はいないんですか？ここに
急にいなくなってしまったの
えっ…どして！？
分かんないの…なつや咲太郎さんをここで待っててくれるもんだと思ってたんだけど
放牧された牛を見に行ってるばかりと思ってたらいつの間にかいなくなってて…
何かあったんじゃないかとみんなでこの辺捜し回ったんだわ
私の父さんも一緒に捜したんだけどどこにもいなくて
ごめん、なつ
そんな…
千遥は皆さんに黙って帰ったということですか？
そうとしか考えられんの…
なしてよ！
（なつが外に出て行き、咲太郎が追いかける）
なつ！
なつ…なつ！
千遥！
感想
あれ？雪之助どうした？って思いましたよね。ただの足として使ったということですね。普通、寄ってってもらいますよね。雪月ロールの仕込みで忙しかったのかな。もしや雪之助は千遥が出ていってしまったことを知っていたのかもしれませんね。放牧された牛を見に行ってると思ってたとは、ちょっとのんきな家族ですね。千遥を1人にしたということですもんね。誘拐とか変なことに巻き込まれていないといいのですが。
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富士子が千遥が言っていたことをなつと咲太郎に伝える
柴田家では朝食を食べるが、重い空気だった。なつは自分に会いたくなかったからだと言う。咲太郎も電話を切られたことを気にした。富士子は千遥が電話を切った理由を話し、東京の置屋で育ち運がよく幸せだったと千遥が言っていたことも伝えた。
咲太郎君…大きくなったな
あ…どうも
本当はもっと楽しい朝ごはんになってるはずだったのに…ごめんね、なつ
何がいけなかったのか…
母さん…千遥がここに来てみんなに会って
嫌な思いをしたとは思ってないわ
やっぱり千遥は私に会いたくなかったのさ、きっと
それを言うなら俺だよ…電話も切られたし
あっあれはね…千遥ちゃん2人のことをすっかり忘れてると思ってたらしいの
（回想）
（千遥）でも電話で声を聞いたら…私の姉だと分かりました、そのことに何だか驚いてしまって、何て言えばいいのか分からなくなって…
そんなこと言ったの？千遥が
そう、そんなことがあってからは千遥ちゃんすっかり明るくなってね
少しずつ自分の話もしてくれるようになったんだわ
話って？
あっ…うん…千遥ちゃん置屋で育ったんだって
おきや？
芸者のいる置屋ですか！？
そう
だけどね、そこの置屋の女将さんがとてもいい人で
千遥ちゃん周りの人からもすごくかわいがられたって
自分は運がよかったって言ってたわ
運がよかった？
そう言ったの？千遥が
うん…うそじゃないと思う
千遥は…ずっと幸せだったの？
千遥ちゃんが自分からそう言ってた
だけど東京のどこにある置屋かは聞かなかったの
なつや咲太郎さんに自分から話すのが一番いいと思って…
感想
柴田家、大人数の食事にも対応できるんですね。同じテーブルが2つあったことに驚きました。千遥が置屋にいたことを言ったあと、剛男や富士子が必死にフォローしましたが、なんだか余計不安になりますね。千遥が強がって幸せだったと言ったような気がしてなりません。
信哉が千遥の写真を見せる
千遥の話をしていることろに信哉がやってきた。信哉は千遥の写真をなつに見せた。だが、撮ったときに千遥が嫌がり、写真のせいでいなくなったのかもしれないと言った。信哉があまり千遥と話をしなかったことをなつは責めた。
ごめんくださ～い
信哉君だ
信さん？
（なつと咲太郎が千遥の写真を見る）
千遥？
これが千遥か…
ごめん…もしかしたら、この写真のせいかもしれないんだ
えっ？
どういうことだよ？信
（回想）
ありがとうございます
（写真を撮る）
ごめん驚かした？
何ですか？
千遥が写真を嫌がった？
確かに何かにおびえてるような気が…
おびえてるって何に？
いや、そんなことないだろうけどそう見えたというか…
何か後ろめたいことがあって急に逃げたということですか？
何さそれ！
いや…人に顔を見られたくないような事情があるとか
何かに追われてるとか…
お兄ちゃん！千遥を何か疑ってんの！？
分かんないから考えてるんだろ！
ごめん余計なこと言った
そだわ全く
でも誰だって気になりますよ、あの様子を見たら
信さんは千遥と話したの？
いや、あんまり…なっちゃんと咲太郎が来たらまた来ようと思って…
どうしてもっと話を聞いててくれなかったの！
なつ…
ごめん…
ごめんなさい…
そのあと朝飯食った時は変わった様子なかったべ？
なんもだ、明るく笑ってたしな
私もてっきりこのうちに打ち解けてくれたとばかり思ってたわ
本当…
なつ
感想
「どうしてもっと話を聞いててくれなかったの！」富士子には言えなかった言葉を信哉にはすんなり言えましたね。なつはやはりどこかで柴田家に気を使っているのでしょうか。確かに信哉にはイラッときましたが、写真を撮ってくれていたことに感謝すべきだと思いました。この写真を手がかりに探すこともできますからね。
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泰樹は千遥が搾乳をしたことをなつに教える
泰樹はなつを牛舎に連れて行く。千遥が搾乳した牛を見せて、搾乳した時に千遥はうれしそうな顔をしたと教えた。笑顔に嘘はなかったから、必ず知らせが来ると泰樹は言った。
この牛を搾乳してくれたんだ
千遥が？
ああ
（回想）
数を数えるように上から指を折るようにして搾る…
あっ！
ハハハハできた！
何度も何度も諦めないでやってやっとうまくいった、ハハ…
あの時はうれしそうな顔してた
昔のお前と同じだ
あの笑顔にうそはなかった
わしが保証する
じいちゃん…
だからなつも信じろ
心配するな、必ずあの子の方から知らせが来る
うん…
感想
確かに千遥が乳搾りをしているときの表情は、なつの子ども時代の笑顔に似ていました。じいちゃんと話しているうちになつも穏やかな表情になり、やっぱりなつはじいちゃん子だなと思いました。
千遥は自分の服を置いたままいなくなった
千遥が寝た部屋には千遥が東京から着てきた服がかかっていた。なつの服を来て牛飼いの仕事をして、そのままの服で出て行ってしまった。照男は咲太郎に千遥のことで力になれなかったと謝った。咲太郎は世話になって感謝していると言った。
千遥ちゃんはここに寝たの、なつの寝巻きを着て
（なつが千遥の服を見る）
それ千遥ちゃんが着てきた服さ
千遥の？
千遥ちゃんはなつの服に着替えて牛飼いの仕事をしたんだわ
したっけその服を着たままいなくなってしまったの
私の服を着たまま？
（咲太郎のところに照男と砂良が来る）
咲太郎兄さん
おっ照男兄さん
今日は兄さん同士で寝て下さい
私はなっちゃんとこで寝ますから
砂良さんおめでとう
あっ…
照男兄さんよかったな、2人が幸せで何よりだよ
千遥ちゃんのこと何も力になれなくて…本当すいませんでした
何言ってんだよ…すっかり世話になって心から感謝してるよ
俺もなつも…千遥も…
あっ…さて、牛の家でも見せてもらおうかな
案内します
感想
千遥は来てきた服を置いていったんですね。この服があるならまだ戻ってきそうな気もしますね。「咲太郎兄さん」「照男兄さん」という呼び方がなんだか新鮮でした。堅苦しい呼び方じゃなくてもっと仲良くなって「さいぼう」「てるぼう」なんて呼び合ってもらいたいものですね。
砂良は千遥が最初に「お姉ちゃん」と言ったことを話す
その夜、砂良はなつと一緒に寝た。砂良は千遥が来て最初に言った言葉が「お姉ちゃん」だったと教えた。千遥はどうしても会いたくてここまで来た、いつか帰ってくるはずだと砂良は言った。
なっちゃん…起きてる？
うん
千遥ちゃん最初来た時私を見てね、お姉ちゃんって呼んだんだよ
砂良さんを？
うん…それが最初に聞いた千遥ちゃんの声だった
会いたくない人なら呼ばないしょ
どうしても会いたくてここまで来たってことよ
ありがとう、砂良さん…
千遥ちゃんは…いつかなっちゃんのそばに帰ってくると思う
あの「お姉ちゃん」っていう声は、それを望んでる声だったから
感想
なつはなんで砂良のことを砂良姉ちゃんと呼ばないのだろうか？と思ってしまいました。照男や咲太郎は兄さんと呼びあったのに。。。なつはまだ砂良のことを家族と認めていないのですね。まぁ、なつにとって柴田家自体本当の家族ではないので、無理に砂良姉ちゃんと呼ばなくてもいいのかもしれませんがね。夕見子が砂良のことをなんて呼ぶのか気になります。
砂良が気になった方はこちら！
【なつぞら】照男と砂良が結婚！なれそめやプロポーズとその後をまとめました
千遥から柴田家に手紙が届く
みんなでバターを作ろうとしていると郵便が届いた。それは千遥からの手紙だった。
これでバターを作るのか？
そう
2人が来たら作ろうと思ってたんだ
千遥に食わせようと思ってな
戻ってきたら食べてもらおう、じいちゃん
んだな
（明美が来る）
なつ姉ちゃんいる！？
明美
どしたの？
千遥ちゃんから手紙が来た！
えっ
なつよ、千遥の思いは今…そこにある
感想
なつにとってじいちゃんが千遥のことを「千遥が戻ってきたら・・・」と呼び捨てしてくれたのは嬉しかったと思います。千遥から届いた手紙の内容がとっても気になりますね。咲太郎が「これでバターを作るのか？」と言ったとき、できれば泰樹には「バターチャーンだ」と言ってほしかったです。
参考：
【なつぞら】手紙が出ると泣ける！なつぞら感動の手紙シーンをまとめました
今日の名シーン
富士子がなつに千遥が幸せだと言っていたと教えたシーン。
今日の名台詞
「何度も何度も諦めないでやってやっとうまくいった。あの時はうれしそうな顔してた。昔のお前と同じだ。あの笑顔にうそはなかった。わしが保証する。だからなつも信じろ」
泰樹が千遥の搾乳したときのことをなつに教えた言葉。
次回の見どころ
千遥の手紙の内容が気になります。もう会えることはないのでしょうか。せっかく北海道に来たので、天陽も出るだろうと思います。