なつぞら第76話のあらすじと感想（2019年6月27日放送）
なつぞら第76話のあらすじと感想（2019年6月27日放送）
第12週「なつよ、“雪月”が大ピンチ」の第76話。
あるきかっけで、長い間描けなかった動画をようやく完成させたなつ（広瀬すず）。下山（川島明）や麻子（貫地谷しほり）に見せると、ふたりとも悪くない反応を示し…。
なつぞら第76話のあらすじ
- 奥原なつ（広瀬すず）…ヒロイン
- 小畑とよ（高畑淳子）…雪之助の母
- 小畑雪之助（安田顕）…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
- 小畑妙子（仙道敦子）…菓子屋の嫁
- 小畑雪次郎（山田裕貴）…菓子屋の息子
- 岸川亜矢美（山口智子）…おでん屋「風車」
- 前島光子（比嘉愛未）…川村屋オーナー
- 野上健也（近藤芳正）…川村屋ギャルソン
- 仲 努（井浦 新）…アニメーター
- 下山克己（川島 明）…アニメーター
- 大沢麻子（貫地谷しほり）…アニメーター・セカンド
- 井戸原 昇（小手伸也）…アニメーター・作画担当
- 三村 茜（渡辺麻友）…新人アニメーター
- 堀内幸正（田村健太郎）…作画課の動画担当社員
- 森田桃代（伊原六花）…彩色担当
- 露木重彦（木下ほうか）…映画監督
- 坂場一久（中川大志）…東洋動画の監督見習い
なつぞら第76話のあらすじ
なつは階段から落ちそうになり、馬の足の動きを思いつく。残像として馬の前脚を4本描いた。
下山も麻子もその絵を面白いと言ったが監督の露木は認めなかった。作画課に来た露木をみんなで説得して、なつの絵で進めることになった。
なつが雪次郎のアパートに行く。雪次郎は父の雪之助と働いたことで、役者はあきらめるべきだと自ら言った。そのころ、雪次郎が戻れるようにと雪之助は川村屋で働いていた。
川村屋に行ったなつに雪之助は、雪月はとよの生き方そのもので、自分もそれを尊重してきたと言う。雪次郎に渡さなければいけないという考えは間違っているかとなつに問う。
なつは雪之助も間違っていないし、雪次郎も家族を大切にしているからこそ、雪次郎はつらいのだと言った。
階段から落ちそうになって馬の絵をひらめく
なつが階段から落ちそうになり坂場が助けた。だが、そのとき腕を回したことで、馬の足の動きのイメージをひらめいた。さっそく、前足が4本ある絵を描いて下山と麻子に見せる。二人とも面白いと言い、下山は仲と井戸原に見せに行った。
一人でなんとか頑張ります
（なつが階段から落ちそうになる）
うわ～！
（坂場がなつの手を取って助ける）
大丈夫？
大丈夫…
か…勘違いしないで下さい
（なつが腕を回す）
ん？何ですか…
これ！これ！これ！これ！これ！これ！これ！これ！これ！これ！
あっ、あっ…ああっ！あ～…！
ああっ…えっ…
お～！
（なつが机に戻って絵を描く）
よし…出来た
なつよ、何が出来た？早く見せろ
（なつが下山に絵を見せる）
またこれで見て下さい
うん
マコさんもお願いします
どれどれっと…ん？あっ…
（下山が笑う）
面白い
えっ…そですか！
うん面白いよ…ちょっとマコちゃんも見て、
はい
うん
どうですか？
前足4本描いたの？
はい
それなら指定された動画枚数の中でもたくさん動いてるように見えますし
それにタメを作っても、一連の動きの勢いを殺さないと思ったんです！
うん…何か物をこう振り下ろす時とかに
勢いをつけるために残像をバッて描くことあるんだけど
ここまではっきり残像を描いた動画初めて見た
あなたが考えたの？
はい
（階段を思い出す）うわ～！
ちょっとしたはずみで思いついたんです
はずみ…
マコさんどう思いますか？
私は…まあ面白いと思うわよ
えっ本当ですか！？
ただ仕上げでの色のつけ方次第かなという気もします
やってみないとうまくいくかどうか分からいっていうのが正直な感想ね
はい
よし、じゃこれ仲さんと井戸さんに相談してくる
（下山が仲と井戸原の方に行く）
見て、仲ちゃん
仲さんすいません
これちょっと見て下さい
井戸さん…どうぞ
（なつが下山の方を気にしていると麻子が来る）
あなたのせいで全体のスケジュールが遅れてるんだから
早く次の動画取りかかってちょうだいね
はい
感想
坂場が「勘違いしないでください」となつに釘をさしてきましたが、むしろ意識してるのはあなたの方なのでは？と思いました。恋のはじまりどころか、なつは馬のイメージが湧いてきちゃったというのが、なつらしいですね。茜と堀内がなつに向かって馬の足の動きをしたのが妙に息が合っていました。
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なつとモモッチが喫茶店で坂場のことを話す
なつとモモッチが喫茶店で話す。川村屋で坂場と会ったとき、なつは雪次郎のことがあり途中で帰ってしまったことを謝った。なつが坂場と話すと崖っぷちに追い詰められる気がして苦手だと言うと、モモッチは崖から落ちたときに恋に落ちるかもしれないと言った。
ふ～ん…それじゃ、その北海道から一緒に来た友達が
急に川村屋を辞めるって話だったの？あの時は
あ…そう、あの時はそのまま帰っちゃってごめんね
急にあの人…あの坂場さんと2人にされてどうしようかと思ったわ
モモッチ、坂場さんのこと嫌いになった？
いや、そんなことないわよ
なっちゃんはどうなの？
いや…私はちょっと苦手かな
話してると知らないうちに自分が崖っぷちに追い詰められてる気がする
ああ…分かる
ねえだけどもしかして…その崖から落ちた時
恋に落ちてたりするかもよ？
何言ってんの？そんなことあるわけないっしょ！
そう？
うん
感想
モモッチはやっぱり坂場のことを恋愛対象としてみていたのでしょうか。しかし今までの流れでいくと坂場とモモッチではなく、坂場となつというペアになりそうですよね。天陽もそうだったけど、なつはちょっとツンデレな男の子が好きなので、坂場のことも好きになる可能性大ですね。
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監督の露木は馬の足が4本あることを認めない
監督の露木が作画課に来た。足が4本ある馬の絵はダメだと言った。誰が許したのかと露木が言うと、下山、麻子、仲、井戸原は自分が許したと言う。仲の世界の壁を超えるなら若い情熱が必要だという言葉に露木もその絵を認めた。坂場はなつの方を見て馬の足の動きをまねした。
（露木と坂場が作画課に入ってくる）
これは何だ！こんな動画を誰が描いた？
ああ露木さん、どうかされました？
どうして馬の前足が4本もあるんだ？
ああ、残像ですよ
は？残像というのは動画を見る人の目に残るもんだろ
そんなもん絵に描いたら不自然って呼ばれるんだよ
すいません…それは私が描きました
誰が描いたかは問題じゃない、問題は誰が許したかだ！
（下山）私が許しました
お前な…
（麻子）私も許しました
（仲）僕も許します
は？
（井戸原）僕もいいと思います
仲ちゃん、井戸さんさ、本当にこれでいいのか？
うまくいくのかね？
分かりませんがやってみましょうよ
やってみなければダメだということも分からないじゃないですか
東洋動画にはディズニーのような予算も時間も人手もありません
あるのは若い情熱だけです
それを我々がどう生かすかです
世界の壁を越えようとするなら
そこに賭けるしかないじゃないですか、露木さん
分かったよ…そこまで言うのならいいだろう
今回はこれでやってみっか
ありがとうございます
じゃせっかく来て頂いたわけですから
このまま打ち合わせやっちゃいませんか？
ねえ監督
いいですね
どうぞどうぞ
行きましょう
（坂場が馬の足の動きをまねしてなつを見る）
感想
露木、勢い良く乗り込んできたのに丸め込まれてしまいました。前回、坂場に1人で行かせたときは書き直しさせることに成功したのに露木の面目が丸つぶれですね。部下の前でいい格好見せれなかった露木がちょっとかわいそうになりました。
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雪次郎は役者の夢をあきらめると言う
なつは雪次郎のアパートに行った。雪次郎は川村屋で雪之助と働いたときはたまらなかったと言い、役者をあきらめたくはないけど、やめるべきだと思っていた。なつが雪之助はどうしたのかと気にすると、妙子は雪次郎の居場所を作っておくために川村屋で働いていると言った。
は～い
あっ…おばさん！
なっちゃん、心配して来てくれたんかい？
雪次郎君は？
雪次郎、なっちゃん
よっ
上がって
すいません
はいはいどうぞどうぞ
お邪魔します
ここ座って、はい
ありがとうございます
おばさん…
うん？
雪次郎君許してもらえたんですか？
それはまだ
だけど今はこの部屋で生きてんだからね
ちょっとはましにしてやんないと
なっちゃんはこうなることが分かってたのかい…
ん？
父さんと川村屋で働いてた時は本当に自分が何してんだって思ったわ
自分が間違ってるって思ったわ
たまんなかったな
そんなら役者の夢は諦めんの？
諦めたくはねえけどな…やっぱりやめるべきだ
そこ迷ったらみんながますます心配するだけっしょ
そだね、なっちゃんの言うとおりだわ
俺だって我慢して川村屋にいたわけじゃねえよ
父さんの夢はな、俺の夢でもあるんだわ
ただほかのことを後悔したくなかっただけだ
あ～あ…この体が2つあればいいのにな！
悪かったね兄弟生んでやれなくて
そったらこと言ってねえべ
おじさんは？
川村屋さんにいるの
この子がいつでも戻れるように自分が働いて居場所を作っておくからって
えっ…
感想
雪次郎の部屋、母子家庭みたいな雰囲気になってて驚きました。泣いて川村屋を出ていった雪次郎も落ち着いた様子で安心しました。なんだか煮え切らない雪次郎にイライラしてきました。もうこうなったら雪月は養子を迎えるしかないですね！
参考：
【なつぞら】小畑雪次郎が新劇の俳優になろうとした理由やいきさつをまとめました
雪之助は自分が雪次郎を苦しめてるだけかとなつにきく
なつが川村屋に行くと雪之助が働いていた。雪之介は雪次郎の夢もわかるが、自分にも生き方があると言う。とよが開拓した雪月を雪次郎に渡すことは雪次郎を苦しめているだけかとなつにきいた。なつは雪之助の考えも間違っていないし、雪次郎は家族を大切に考えているからつらいのだと言った。
おじさん
あ、なっちゃん
雪之助さん、今日はもういいですから
なっちゃんとお話でもしたらどうですか？
はい…
すいません
すいません
テーブルにこぼさないようにご注意下さい
「覆水盆に返らず」
ごゆっくりどうぞ
さすがは野上さんだ、嫌みにも気品がある
今の嫌みですか？
私はね、なっちゃん、決して雪次郎に嫌みでこんなことしてるわけじゃないんだよ
分かってます
雪次郎には雪次郎の夢があるのは分かる
だけど私にも私の夢がある、いや…生き方がある
はい、それを雪次郎君もよく分かってました
自分のためにおじさんにこんな思いをさせるのはたまんないって
あの店は…雪月は私だけでつくったんじゃないんだよ
強いて言えばおふくろの生き方そのものなんだ
とよばあちゃんの？
（とよは風車で酒を飲んでいた）
（亜矢美）お酒お強いんですか？
（とよ）私かい？強いよ
おふくろが開拓した、俺はその生き方を尊重してきた
（妙子の作ったカレーを雪次郎が食べる）
（妙子）はいよ
（雪次郎）うわ～！
（二人）頂きます
（雪次郎がむせる）
雪月を俺は何としても守らなくちゃならん
いずれ雪次郎に渡してやらなくちゃならん
そう思って今は生きてるんだ
それは間違ってるかい？
俺はそれでも雪次郎を苦しめてるだけかい？なっちゃん
それは…間違ってないから雪次郎君はつらいんです
雪次郎君はちゃんと家族を大事にして生きてると思います
感想
とよばあちゃん、飲まないとやってられないくらい今回の一件がショックだったですね。やはり雪次郎は高校選びから間違えたのではないでしょうか。菓子屋を継ぐのに農業高校だし、演劇部だし。農業高校でもいいかもしれないけど、その後の進路はお菓子作りの専門学校に行くなどしたほうが良かったのかもしれないですね。演劇部の部長まで努めた雪次郎ですが、最後の劇で門倉が失敗し、不完全燃焼だったというのも一因のような気もします。
野上が気になった方はこちら！
【なつぞら】川村屋の野上は皮肉や嫌味がすごい！でもいい人というのをまとめました
今日の名シーン
なつが描いた絵をダメだと言った露木をみんな言い負かしたシーン。
今日の名台詞
「やってみましょうよ。やってみなければダメだということも分からないじゃないですか」
前足が4本ある絵を否定した露木を説得したときの井戸原の言葉。
「父さんの夢はな、俺の夢でもあるんだわ。ただほかのことを後悔したくなかっただけだ。この体が2つあればいいのにな！」
雪月のことも大事だし、自分の夢もあきらめたくない雪次郎が言った言葉。
「雪次郎には雪次郎の夢があるのは分かる。だけど私にも私の夢がある、いや…生き方がある」
役者を目指す雪次郎について、雪之助が言った言葉。
次回の見どころ
雪次郎の乱がまだ決着していません。雪次郎は役者をあきらめる方に傾いたようですが、どうなるのか気になります。