なつぞら第4話のあらすじと感想(2019年4月4日放送)

2019-06-12

4月4日のなつぞら第4話のあらすじと感想です。

第1週「なつよ、ここが十勝だ」の第4話。

学校には行かずに働くことになったなつ。

一生懸命働くなつの姿に感動します。

第4話の主な登場人物

  • 奥原なつ(粟野咲莉)…ヒロイン
  • 柴田泰樹(草刈正雄)…頑固じいさん
  • 柴田富士子(松嶋菜々子)…泰樹の娘
  • 柴田剛男(藤木直人)…富士子の夫
  • 柴田夕見子(荒川梨杏)…剛男と富士子の長女
  • 小畑とよ(高畑淳子)…雪之助の母
  • 小畑雪之助(安田顕)…菓子屋の店主、帯広のお菓子発明王
  • 小畑妙子(仙道敦子)…菓子屋の嫁
  • 小畑雪次郎(吉成翔太郎)…菓子屋の息子

なつぞら第4話のあらすじ

荷馬車に乗せられてやってきたのは十勝一の繁華街、闇市でした。

泰樹に大きめの長靴を買ってもらったなつ。

なつは靴磨きの仕事をしていたことや、兄妹の所在を泰樹に質問されるがままに答えていく。

その頃、家では剛男が夕見子になつを連れてきた理由を話していた。

腹を割って話すことができ、父の気持ちを理解した様子の夕見子。

泰樹となつは菓子店「雪月」を訪問。

そこで、トヨという泰樹の知り合いに歓迎される。

菓子店には何も商品がなかった。

闇屋に仕事を取られたり、お菓子作りの道具を提供していまったのだとか。

初めトヨはなつを泰樹の孫の夕見子だと勘違いしたが、なつが自分で自己紹介をする。

トヨと泰樹の歯に衣きせぬやりとりを聞き、喧嘩をしてると思ったなつはとっさに謝る。

なぜ謝るのかと疑問を持つトヨと泰樹。

持参した牛乳と卵を使って、菓子職人のトヨの息子がアイスクリームを作ってくれた。

泰樹にそのアイスクリームはお前が働いて得たものだ。お前なら大丈夫だ。無理に笑うことはない。

謝ることもない。と言われ、涙ながらにアイスクリームを味わうなつ。

帰り道、荷馬車に乗ったなつは、心からの笑顔で笑っていた。

泰樹に長靴を買ってもらうなつ

闇市に来たなつは、少し東京を懐かしく思う。泰樹とともに闇市へやってきたなつは、働きやすいようにと、長靴を買ってもらう。長靴はなつにはブカブカだったが、泰樹に「お前の食いっぷりならすぐに追いつく」と言われそれに決め、靴を長靴に履き替えて歩き始める。

これ履いてみろ

えっ?

その靴では、仕事の役に立たん。

はい。

どうだ?

ブカブカです。

お前の食いっぷりなら、すぐに追いつく。

これくれ。

はい 10円。

感想

ご飯をたくさん食べてもそんなにすぐ足は大きくならないのでは。。と思ってしまった。長靴が10円というところにも驚きです。

なつ、泰樹に生い立ちを話す

泰樹は、なつに東京での仕事の事や家族のことを聞き出す。なつは、妹とともに靴磨きの仕事をしたり、新聞を売って暮らしていたと話す。妹と兄の所在を聞かれ、「妹は親戚の家に」「兄は孤児院に」と話すなつの表情は暗い。兄妹がバラバラに暮らしていることを知った泰樹は、剛男のことを「中途半端なことをしたもんだ」と言うが、なつは「お兄ちゃんがおじさんに私を頼んだんです」「許してあげてください」と言う。

お前は東京で働いてたのか?

はい。

何してた?

靴磨きです。

靴磨き?

それなら、妹と一緒にできるので。

靴磨きはいかが〜。

オオ・・・

ヘイガール。

サンキュー

サンチュー ベリーマッチ!

ユーアーウェルカム

東京に兄貴がいると言っていたな。

はい。

何してた?

闇市で盗みでもしてたか。

盗みはしません

盗む子はいっぱいいたけど、それだけはやめようって。

新聞を売っていました。

新聞?

新聞の会社に行って、10銭で買った新聞を20銭で売るんです。

それにお兄ちゃんは楽しい人なので。

うぬぼれのぼせて得意顔

オ〜!ジャパニーズチャップリン

東京は銀座へと来た!

エノケン!

拍手と歓声

進駐軍の人にも人気があって。

それで…

妹はいくつだ?

別れたときは5歳でした。

どこにいる?

親戚の家です。

兄貴は?

お兄ちゃんは…今は孤児院にいます。

バラバラか…あいつも中途半端なことをしたもんだ。

お兄ちゃんが…おじさんに私を頼んだんです。

おじさんは何も悪くありません。

許してあげてください。

感想

米軍さんの靴磨きをしていたとき、妹がニコッと微笑んだらチョコレートをもらえました。このチョコレートがすごく大きい!

剛男と夕見子の話し合いと和解

富士子が見守る中、夕見子になつを連れてきた理由を話す剛男。剛男は、戦地で夕見子のことを思わない日は一日もなかったということ。そして、お父さんがなつのお父さんのように死んでいたかもしれない。そうなれば、夕見子が孤児になって大人に冷たくされたかもしれない。なつと夕見子を重ねてみてしまったんだということを話した。とにかくお父さんは夕見子の幸せを考えているということを前置きしてから、なつのことを受け入れてほしいと夕見子に頼む。事情を理解した夕見子は次第に表情がすっきりし、「わかったよ」と言う。

あの子をここに連れてきたのは夕見子がいたからだよ。

えっ?

お父さんは戦地にいて夕見子のことを思わない日は、一日もなかった。

いや、片ときもなかった。

それは、あの子のお父さんも同じだと思うんだ。

その人は亡くなってお父さんは生き残った。

でも、その人とお父さんが反対になっていても全然おかしくはないんだわ。

だから、夕見子となっちゃんが反対になってもおかしくはないんだわ。

そんなことは分かってるさ。

だから、かわいそうだとは思ってる。

かわいそうに思えって言ってるわけじゃないんだ。

父さんはなっちゃんを見てどうしようもなく、夕見子のことを思ってしまったんだ。

夕見子が孤児になって、大人の人から冷たくされていたらと思うと父さんはたまらなかった。

そんなことは絶対に許したくないと思ったのさ。

夕見子を幸せにしたいと思った。

だから、父さんは自分のためになっちゃんを連れてきてしまったのかもしれない。

自分の気持が済むように北海道のこんな所までなっちゃんを連れてきてしまった。

父さんはなっちゃんの人生を変えてしまったことになるんだ。

それって、私のせいってこと?

そんなことは言ってないさ。

私があの子の人生を変えることもできるってことかい

無理に変えようって思わなくていいんだ。

ただ、夕見子は夕見子のまま、あの子を受け入れてほしいと父さんはそう願ってるだけだ。

分かったよ。

ありがとう。

感想

夕見子は剛男が同級生のなつのことばかり気にかけるから、自分よりなつのことが大切なんだ!とヤキモチをやいていたんですね。親から愛されていることが確認できて夕見子も安心したでしょうね。

涙とアイスクリーム

菓子店「雪月」にやってきた泰樹となつは、トヨとその家族と会うことになる。孫と勘違いされたなつだが、泰樹に弟子と紹介され、自己紹介をし誤解を解く。泰樹とトヨのやり取りが喧嘩のように聞こえたなつが「喧嘩をしないでください」と謝るが、これはじゃれているだけと説明され、ポカンとするなつ。自分たちが持参した牛乳と卵を原料に、アイスクリームをふるまわれた泰樹となつは、おいしそうに食べる。なつは「この数日よく働いた」などと泰樹から次々と認める言葉を掛けられ涙を流しながらアイスクリームを食べる。

おう やっとるか

お〜や 柴田さん お久しぶり

店はやってるよ。

売るもんはな〜んもないけど。

闇屋に仕事とられたか。

うちは闇で商売したくないからね

ハハハ…

新鮮な牛乳と卵を持ってきてやった

相変わらず恩着せがましい言い方するね

「持ってきてやった」ってそっちも商売だべさ

商売にならんでいいからなんか食わせてくれ

お〜や珍しい

お孫さんと一緒かい!

したらしかたないね。雪之助!

は〜い。

柴田さん!

ハッハ〜いらっしゃい!

孫の夕見子ちゃん

や〜っと連れてきてくれたんだわ。

お前、何か作ってやんなよ。

お〜夕見子ちゃん!いらっしゃい

お〜い 妙子 雪次郎!

柴田さんがな お孫さんの夕見子ちゃん連れてきてくれたぞ。

まぁ いらっしゃい。

いらっしゃい。

夕見子ちゃんこんにちは。

やっと会えたね。

年は確か、雪次郎と同じだったね。

9つでしょ?

いいえ…

あれ 違った?

あっ…そうです。年は9つです。

なかなかの美人でないの。

これで性格がじいさんに似てなきゃいいんだけどね。ハハハ

雪次郎 とりあえず仲よくしてやんな。

うん。

友達になろうね。夕見子ちゃん。

いや…

嫌かい…?

はっきり言う子だね〜。

やっぱじいさんに似ちゃったんだね

無駄口はいいから何か菓子出してくれ

お菓子はねえ これがもうないんだわ

肝心な砂糖が手に入りにくいから。

それに鍋や餡を練るへっついや煎餅焼く型まで提供してしまって、そこから集めなおさないとね。

この子まで兵隊にとられて帰ってきたばかりなんだよ。

うちの婿も帰ってきた。

ああそう。戻ってきた?

そりゃいかったね〜

シベリアに連れて行かれなくてさ。

ああ。

よかったね。父さん帰ってきて。

あっ…いやお父さんじゃありません。

えっ?

衝撃的な発言。

こりゃまたたまげたこと言う子だねぇ。

この子は孫の夕見子ではない

えっ 違うの!?だったら早くいってや。

じゃ誰?

わしの弟子じゃ。

弟子?

はい…

自分から挨拶せぇ

あっ奥原なつです。東京からきました。

よろしくお願いします。

東京から?

東京から疎開してきたの?

違います。

あんたまさか

さらってきたんじゃないよね?

なんてこと言うんだ…

本当に口の減らんババアじゃ

あんたにババアと言われるほど、もうろくしてないよ!

ごめんなさい!

なんでお前が謝るんだ?

なんで謝んの?

あの。お願いです。

喧嘩はしないでください。

喧嘩?何のためにもならん喧嘩はせんよ。

アハハハ…喧嘩ならもうちょっと言葉をえらぶよ。

ハハハハハ…こりゃ母さんが悪いわ

驚いたでしょ?

開拓者の1世はもう思ったことなんでも口に出すから。

これはねじゃれているだけなのよ。

からかってるだけだよ。

柴田さん。ちょうど良かった。

この牛乳と卵で何かいいもん作るわ

おお。作れるか。

ああ、砂糖はないけど蜂蜜が手に入ったんで試したいもんあったんんだわ。

ハハハ…楽しみにしててや。

おお

は〜い

おお アイスクリームか!ハハハ…

うん こりゃうまい!

ハハハ…大酒飲みかと見せかけて甘いもんにだけは

目がないときてんだから この人は

何も見せかけとらんよ

なら見かけだおしか

いいからもう引っ込んでろ

アイスクリームが苦くなる。

はいはいはい フフフフ…

びっくりこいたか?

俺達はなんでも我慢せず言い合う。

そうしなければ開拓の辛さも冬には零下30度を越す寒さにも耐えきれんかった。

言い合える相手がいるだけで、人は恵まれとる。

はよ、食べれ

はい。

うん…うまいか?

はい。美味しいです!

甘い…すごくおいしいです!

うちのもんにはないしょだぞ

はい。

フフフフ…

それはお前が搾った牛乳から生まれたものだ。

よく味わえ。

はい。

ちゃんと働けば必ずいつか報われる日が来る。

報われなければ働き方が悪いか働かせるものが悪いんだ。

そんなとこはとっとと逃げだしゃいいんだよ。

だが、一番悪いのは

人がなんとかしてくれると思って生きることじゃ

人は人を当てにするものを助けたりはせん

逆に自分の力を信じて働いていれば

きっと誰かが助けてくれるもんじゃ。

お前はこの数日よく働いた。

そのアイスクリームはお前の力で得たものだ。

お前なら大丈夫だ

だからもう、無理に笑うことはない。

謝ることもない。

お前は堂々としてろ。

堂々とここで生きろ。

いいな

はよ食べれ

感想

このアイスクリーム代は無料なのか、それともそれはそれということできちんとお金を払ったのか気になってしまいました。商売にならんでいいからと言ってるし、やっぱり牛乳と卵をあげた代わりにアイスクリームをもらったのかな。

とよと泰樹の関係が気になった方はこちら!
【なつぞら】泰樹と雪月のとよの掛け合いが名物!とよの人柄がわかるシーンもまとめました

前向きになれた夕空

荷馬車に乗って家路につく泰樹となつ。なつは、夕空を見ながら満面の笑みを浮かべていた。

その日の夕空はとてもきれいでした

なつは上のの闇市で兄や妹と一緒に見た夕空を思い出していたようです。

なつよ 明日はきっともっといい日になるぞ

感想

アイスを食べたこと内緒だと泰樹に言われたけど、こんなに幸せそうな顔で帰ったらバレてしまいそう。

今日の名シーン

泰樹となつが菓子屋でアイスクリームをおいしそうに味わうシーン。

今日の名台詞

靴磨きをしていたときの回想シーン。なつ「サンチューベリーマッチ」テンキューは聞いたことあるけど、サンチューは初めて聞きました。

次回の見どころ

泰樹に無理に笑うことはないと言われたから、真顔で堂々と過ごすのかな。謙虚さは忘れないでほしいと思う。

    

なつぞら

Posted by popi