【なつぞら】の挿入歌は名曲ばかり!時代背景を表す歌をまとめました

2019-07-14

なつぞらでは昔の歌がいくつか出てきました。どんな歌があったか覚えていますか?

昔の歌がいくつか出てきています。味があっていい歌ばかりだなと思います。そして、なつぞらの時代背景をよく表している歌ですよね。

今回はなつぞらに出てきた歌をまとめたいと思います。

「洒落男」榎本健一

俺は村中で一番

モボだと言われた男

うぬぼれのぼせて得意顔

東京は銀座へと来た

そもそもそのときのスタイル

青シャツに真っ赤なネクタイ

山高シャッポにロイド眼鏡

ダブダブなセーラーのズボン

この歌は咲太郎がタップダンスを踊りながら歌っていたものでした。見ていた米兵が「オ〜!ジャパニーズチャップリン!エノケン!」と声を掛けます。

戦争で両親がいなくなって、どうにかしてお金を稼ごうとする咲太郎は歌ったり踊ったりしていました。

モボ(モダンボーイ)と言われて得意になって東京に来た男が女にうつつを抜かして、財布や時計を取られる話です。

このうたは面白い歌ですよね。藤山一郎さんも歌っています。

咲太郎に会うまで、なつの兄のイメージはこの歌で踊っている姿でした。

なつぞら第7話のあらすじと感想(2019年4月8日放送)

「私の青空」榎本健一

夕暮れに仰ぎ見る輝く青空

日が暮れて辿るはわが家の細道

せまいながらも楽しいわが家

愛の灯影のさすところ

恋しい家こそ私の青空

家族のことを歌っていますよね。戦争で家族を失い、北海道で一人になったなつが思い出すにはとてもせつない歌でした。

なつが東京にいる兄に会いたくなり、河原で一人で戦死した父からの手紙を見ていたときでした。父の描いた家族の絵が動き出します。

楽しそうな5人の家族が動き、この歌が流れます。父役でもある内村光良さんをはじめ、家族で歌っていたと思われます。

この歌は「私の青空」です。二村定一さんが歌ったようですが、榎本健一さんも歌っています。榎本健一と言えば、上に書いたように「洒落男」も歌っていますよね。

エノケンはこの時代を代表するコメディアンですが、なつたち家族にとって大事な歌手と言えるのかもしれません。

原曲は「My Blue Heaven」(作曲:ウォルター・ドナルドソン、作詞:ジョージ・A・ホワイティング)というアメリカの曲で、500万枚の売上があったそうです。大瀧詠一さんなどもカバーしています。

なつぞら第9話のあらすじと感想(2019年4月10日放送)

「リンゴ追分」美空ひばり

リンゴの花びらが風に散ったよな

月夜に月夜にそっと えええ……

津軽娘はないたとさ

つらい別れをないたとさ

リンゴの花びらが

風に散ったよな

あああ……

リンゴ追分と言えば、美空ひばりさんの名曲です。美空ひばりさんが15歳で主演した映画で歌われた歌のようです。

第27話では東京に行ったなつと富士子が茂木社長とともにクラブメランコリーに行きます。そこで歌っていたのが煙カスミでした。このとき歌っていたのが「リンゴ追分」でした。

この歌は途中でセリフがあって、東京で死んだお母ちゃんのことを思い出す場面があります。このへんがなつと重なる部分があるかもしれません。北国の歌ですしね。

なつぞら第27話のあらすじと感想(2019年5月1日放送)

「ガードの下の靴磨き」宮城まり子

赤い夕陽がガードを染めて

ビルの向こうに沈んだら

街にゃネオンの花が咲く

おいら貧しい靴みがき

ああ夜になっても帰れない

ねえおじさん磨かせておくれよ

ほらまだこれっぽっちさ

てんでしけてんだ

え、お父さん?死んじゃった…

お母さん病気なんだ

墨に汚れたポケットのぞきゃ

今日も小さなお札だけ

風の寒さやひもじさにゃ

馴れているから泣かないが

ああ夢のない身が辛いのさ

なつが高校を卒業して雪之助と雪次郎と東京に出てきたとき、クラブメランコリーに行きます。そこで煙カスミが歌っていたのが「ガードの下の靴磨き」でした。

なつが東京で靴磨きをしていた頃を思い出す歌でした。このときは、咲太郎がどこにいるのかわからないときでしたよね。

歌詞に「夢のない身がつらいのさ」と出てきます。靴磨きをしていたなつが北海道に行って夢を見つけられたこともつながるような気がします。

なつぞら第44話のあらすじと感想(2019年5月21日放送)

「街のサンドイッチマン」鶴田浩二

ロイド眼鏡に燕尾服

泣いたら燕が笑うだろう

涙出た時や空を見る

サンドイッチマン

サンドイッチマン

俺らは街のお道化者

呆け笑顔で今日も行く

第52話では、サンドイッチマンをしていた咲太郎が警察に捕まることになりました。新宿の歌舞伎町で咲太郎はタップダンスをしていました。

咲太郎と土間レミ子が煙カスミの宣伝をしていたんですよね。そこでは煙カスミのショーがあって、そのとき歌っていたのが「街のサンドイッチマン」でした。

ドラマの中でも、咲太郎が「鶴田浩二の歌がはやってから人気があるんだよ」と言っていました。

サンドイッチマンでタップダンスをする咲太郎を見たなつが「私…タップダンス踊ってるお兄ちゃん見て何だか悲しくなったよ。だってお兄ちゃん昔とちっともやってること変わってないんだもん…」と言います。

なつの東洋動画の試験が咲太郎のせいで落ちてしまった時期でもありました。

なつぞら第52話のあらすじと感想(2019年5月30日放送)

「コロブチカ」ロシア民謡

「朝空の大地が夏の陽射しに燃ゆる」

「向日葵を揺らして時を惜しんで歩く」

「恋しくて通う道果てなき里の道よ」

「二人のこの夢は純粋な歌に似て」

「どーんと晴れやかに咲いては散りゆくとて」

「恋しくて通う道果てなき里の道よ」

「ヘイ!」

煙カスミが久しぶりに歌ったのはコロブチカでした。東洋動画の社員や雪次郎、夕見子が風車に来た時に至ったんですよね。 これに合わせてみんなでフォークダンスをしたのでした。

この歌詞はネットで検索しても見つからなかったのでオリジナルなのでしょうか。

なつぞら第90話のあらすじと感想(2019年7月13日放送)

もちろんこのほかにもスピッツの「優しいあの子」もあるし、悲しい場面でよく出てくるせつない歌もであるんですけどね。ここでは、昔の歌を取り上げました。

しかし、どれも名曲だと思いませんか?私は全然共感できる世代ではないんですけど、歌詞にもメロディーにも、昔を思い出すような気持ちになりました。

「優しいあの子」スピッツ

やっぱりなつぞらと言えば、これなので載せておきます。

なつぞらの挿入歌

挿入歌をピアノで弾いている動画も見つけました。挿入歌もいくつかありますが、この曲が一番いいなと思います。