【なつぞら】佐々岡信哉(工藤阿須加さん)がとにかくやさしい!出演シーンをまとめました
「なつぞら」の主人公の奥原なつは子どもの頃、東京で戦争を経験しました。母を亡くし、父は戦争に行き、家族は兄と妹しかいませんでした。そこにもう一人男の子がいました。
それが佐々岡信哉でした。兄弟のようになつや咲太郎、千遥と一緒に暮らしていたのです。
佐々岡信哉は、工藤阿須加さんが演じています。NHKのなつぞら公式ページでは次のように紹介しています。
なつの幼なじみ。戦争で家族を失い、なつたちと行動をともにしていたが、生き別れてしまう。その後、苦学して大学に合格する。卒業後は放送局に記者として就職した。
https://www.nhk.or.jp/natsuzora/cast/index.html
その信哉は大人になってからも、咲太郎やなつに本当に親切にします。こんないい人はいないというぐらいです。
今回はそんな信哉の登場シーンを振り返りたいと思います。
子ども時代のなつと上野で過ごした信哉
戦争で東京が焼け野原になったころ、信哉はなつや咲太郎と一緒に過ごしていました。信哉は佐々岡医院という医者の息子でしたが、戦争で家族を失ったのでした。
信哉はなつたちの家族のように過ごしていました。
(咲太郎)こうやって金をためていけば、いつかまた父ちゃんと母ちゃんの店が建てられるぞ、なつ
(なつ)本当?
(咲太郎)ああ、きっと兄ちゃんが建ててみせる。またそこで千遥となつと3人で暮らそう。兄ちゃんが必ず父ちゃんの店を継ぐから
(なつ)うん…
(咲太郎)あっハハ…信も一緒に暮らそうな
(信哉)いいよ 僕は 家族じゃないし
(なつ)ダメよ!信さんも一緒じゃないと
(千遥)一緒がいい!
(信哉)ありがと
(咲太郎)お前はもう 俺たちの家族だろ。水くさいこと言うなよ
(信哉)ハハッ何だよ。最初は忘れてたくせに
(咲太郎)ごめんって…
信哉はなつたちと一緒に家族のように暮らしていました。
大人になってからもなつや咲太郎に献身的である信哉には、この頃の思い出があるからだろうと思います。家族を失って一人になった信哉を助けたのがなつや咲太郎だったとも言えますね。
後に信哉はこの頃のことを思い出して、「つらいことばっかりじゃなかったはずだよ。楽しいこともいっぱいあった」と振り返る場面があります。
そんな中、咲太郎たちと別れるときがやってきました。
(子ども)狩り込みだ!狩り込みだ!狩り込みだ〜!
(警察)全員そのまま動くな!これから諸君を保護する
(咲太郎)信、狩り込みだ!なつを頼む!
(信哉)分かった!行くよ なっちゃん
(咲太郎)うわっ…!
(信哉)なっちゃん 俺が出て引き付けるからその間に逃げろ
(なつ)嫌だよ!信さんも一緒に行こうよ!
(信哉)俺は必ずなっちゃんに会いにいくよ。どこにいても きっと見つける。またね
(なつ)信さん!
(信哉)放せ 放せ…!
(なつ)信さん!
(警察)止まりなさい!待ちなさい!
(なつ)放せ!
こうしてなつと信哉は別れたのですが、このときに信哉が言っていた「必ずなっちゃんに会いに行くよ」という約束は果たされることになります。なつが北海道に行って、高校生になったころでした。
信哉が北海道にやってくる
なつが高校三年生のとき、信哉が北海道に一人でやってきました。なつに会いに来たのです。なつは9歳で東京を離れて北海道に来ました。それ以来、信哉となつが再開するのでした。
北海道に佐々岡信哉が登場したのは第25話でした。それは突然の訪問でした。
(信哉)初めまして佐々岡信哉と申します
(富士子)あっはい
(剛男)佐々岡信哉さん?
(夕見子)もしかして
(信哉)東京から参りました
(富士子)東京?
(信哉)こちらになつさんという方がお世話になっていないでしょうか?
なつは十勝農業高校の3年生で、演劇部に入っていました。大会が終わってちょうど落ち着いたというタイミングでした。
なつぞら第25話のあらすじと感想(2019年4月29日放送)
信哉は苦労して大学に通った
信哉が北海道の柴田家を訪ねたとき、なつは外で絵を描いていました。そこに信哉が来て感動の再会です。
(信哉)奥原なつ、なっちゃんか?俺が誰だか分かるか?
(なつ)信さん?
(信哉)元気だったか?
(なつ)うん
(信哉)なっちゃんにまた会えてよかった
(なつ)私も、ずっとずっと会いたかったわ。して…なしてここにいるの?
(信哉)会いに来たんだよ。なっちゃんに。さっき、柴田さんの牧場に行ったらここにいるって教えられて
(なつ)会ったの?
(信哉)うん、みんないい人そうだ。今のなっちゃんを見たらそれがよ~く分かった。いい人たちに恵まれたんだな、なっちゃんは
(なつ)うん。信さん、お兄ちゃんは…!?
(信哉)なっちゃんが咲太郎に出した手紙、それを受け取ったんだ。行ったんだよ、なっちゃんたちがいた孤児院に、やっと見つけて。今でも時々手紙を出してるんだろ?
(なつ)うん
(信哉)ごめん。それを勝手に読んだんだ
(なつ)いいよ、そのおかげで信さんに会えたんだから。いかった手紙出したかいあったわ
(信哉)咲太郎は生きてるよ、なっちゃん。ちゃんと生きてる
(なつ)本当?知ってるの!?
(信哉)いや今は分からないけど、4年前まではちゃんと生きていたってことを知ってる人に会ったんだ
(なつ)どこで?
(信哉)新宿
(なつ)新宿?
(信哉)新宿の闇市に行ったみたいだな、孤児院を逃け出したあと
(なつ)それで今はお兄ちゃん新宿にいないの?
(信哉)みたいだな。今は行方が分からないって
(なつ)ふ〜ん…
なつと信哉の再会シーンでした。このあと柴田家に二人が戻って家族を交えて話します。
(信哉)よかった。本当によかった。なっちゃんがこんなにも皆さんから大事にされていて安心しました。本当によかったです
(なつ)信さん…
(富士子)あなたも本当につらい思いをされてきたんでしょうね。あなたのことはなつから聞かされてたんだわ。
(信哉)僕は孤児院で育ちましたが恵まれていたと思います。そこにいた指導員の方々によくしてもらって、自分の将来のことも大事に思うようにもなりました。だからね、なっちゃんたちのことすぐに捜さなきゃいけないって思ったんだけど、つい自分のことで精いっぱいで後回しになってしまって。申し訳なかった。
(なつ)何言ってんのさ!私の方こそ自分だけ幸せになって、ずっと悪いなって思ってたわ
(剛男)こうやってまた会えたんだからいいんでないかい
(富士子)本当にね、すごいことだわ。わざわざ北海道まで。そんで今は東京で働いてるのかい?
(信哉)はい新聞配達をしながら夜間の大学に通っています
(富士子)大学かい、偉いねえ
(信哉)孤児院を出てからは働きながら定時制高校に通って、その上も目指せるようにっていろんな方が協力してくれたおかげです
(富士子)苦労しながら努力もしたんだね
(信哉)自分の力で三度三度のごはんを食べていくためには、今お前ができる最善の努力をしろって、そう先生にもおっしゃってもらったんです
このときから信哉はなつが咲太郎を捜すためのキーマンとなりました。柴田家の家族はなつが東京に行ってしまうのかと心配したようです。結局、半年後には東京に行くことになるんですけどね。
このあと、富士子がなつを東京に連れて行きます。兄を捜しためでした。
なつぞら第26話のあらすじと感想(2019年4月30日放送)
川村屋となつをつないだのは信哉
なつと富士子が東京に行ったとき、咲太郎を知っているという川村屋のマダムに会いに行きました。連れて行ったのは信哉でした。
(なつ)信さん!
(信哉)いらっしゃい…じゃなくてお帰りなさいか。お待ちしてました
(富士子)忙しいのに急にすいません
(信哉)いえこちらこそ、わざわざありがとうございます。ここの店に咲太郎を知ってる人がいます
(なつ)パン屋さん?
(信哉)ああ、新宿じゃ有名なパン屋さんなんだ
後になつがアニメーターを目指して東京に出てきますが、その時、入社試験が受かるまで働いていたのが川村屋です。その橋渡しをしたのは信哉だったとも言えるんですね。
信哉のおかげでなつと咲太郎は再会する
信哉のおかげでなつは咲太郎と会うことができました。浅草に咲太郎らしい人がいると教えてくれたのも信哉でした。
(信哉)今日浅草の芝居小屋を回って聞いてみたんだ。ムーランルージュにいた人で浅草に流れた人もいるっていうから
(なつ)浅草に行ってくれたの?
(信哉)そしたら今それらしい人がいるって
(なつ)えっ。本当かい?
(信哉)まだ見たわけじゃないけど咲太郎かも!
それは本当になつの兄、咲太郎でした。咲太郎と再会したなつは、新宿の川村屋で待ちます。咲太郎が次の日に川村屋に来ることになっていたのでした。でもなかなか現れません。
このときに知らせてくれたのも信哉でした。
(野上)あっ戻られました
(なつ)一人?どだったの?
(信哉)咲太郎が警察に捕まった
(なつ)えっ!どういうこと!?
(信哉)今日の昼前に質屋に時計を持っていったらそれが答品として手配されていたものだった。そのまま取り押さえられて
(なつ)うそだ
このあとも信哉は浅草まで一緒に行ってくれます。そして、咲太郎からの手紙を警察に行って預かってきてくれます。咲太郎が自分のことは忘れろと書いた手紙でした。
なつは咲太郎に会えずに北海道に帰りました。第35話では、信哉からなつに手紙が届きます。咲太郎が川村屋に訪れたということを教えてくれたのでした。
なつぞら第35話のあらすじと感想(2019年5月10日放送)
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信哉は放送局に就職する
第47話では久しぶりになつと信哉が会いました。場所はなつが働いている川村屋でした。なつはアニメーターになるために東京に出てきたのでした。
(なつ)信さん…
(信哉)やあ、なっちゃん、やっと会えたね
(なつ)久しぶり
(信哉)手紙もらったのになかなか来られなくてごめんね
(なつ)いいの。信さんも就職したばっかしょ
(信哉)うん
なつはこのとき、まだ東洋動画の試験を受ける前でした。信哉はすでに放送局に就職していました。
(なつ)そんでどんな仕事なの?
(信哉)うん、本当は新聞記者になりたかったんだけど、全部落ちちゃって、それでも運よく放送局には受かったんだ
(なつ)放送局?
(信哉)放送記者になるんだよ。ラジオとか、これからはテレビジョンの時代になるから、そこで流すニュースを取る仕事なんだ。これはもしかしたら新聞記者よりも大きな可能性があるかもしれない
(なつ)すごいな…開拓者なんだね、信さんも
(信哉)え?まあ、これからだよ
信哉が放送局に入ったことで警察ともつながりができます。それがいろんな場面につながってくるのです。
この後、なつは信哉と風車に行きます。一緒に住もうと言ってくれた亜矢美のおでん屋です。誘ってくれた亜矢美と咲太郎に逆らうようになつは風車を飛び出していました。そこに信哉を連れて行きます。これが正解でした。
なつぞら第47話のあらすじと感想(2019年5月24日放送)
信哉のおかげでなつと亜矢美は仲直り
なつは信哉を風車に連れていきます。すると不機嫌そうだった亜矢美が信哉を見るなり、変わりました。
(なつ)こないだは失礼しました。せっかく食事をごちそうしようとしてくれたのに急に帰ってしまって
(亜矢美)謝りに来たの?
(なつ)はい。あっ、あとこの人は佐々岡信哉さんです。子どもの頃私や兄と一緒に街で暮らしてたんです
(亜矢美)…って信?って信よね?信?
(信哉)はい…
(亜矢美)咲太郎と同い年の幼なじみ?
(信哉)はい、早生まれなんで学年は1つ上ですが
(亜矢美)やだ~もう信ちゃんもう早く言ってよ!ちょっとお座んなさいよ!
ここでなつと信哉は咲太郎の過去を知ります。咲太郎を助けたのが亜矢美でした。その話を聞いた信哉が名言を残しました。
(信哉)悲しみから生まれた希望は人を強くします。喜びから生まれた夢は人を優しくします
(亜矢美)この人詩人さん?
(なつ)いえ、放送記者です
なつぞら第48話のあらすじと感想(2019年5月25日放送)
咲太郎となつに振り回される信哉
第52話ではまた咲太郎が問題を起こします。これを知らせてくれたのも信哉でした。なつが風車に来ていた時、信哉が入ってきます。
(信哉)こんばんは、あっなっちゃんいたの?
(なつ)信さん
(亜矢美)いいとこ来た一緒に飲みましょうよ
(信哉)あっいやあの実はさっき、咲太郎が警察に捕まって…
(亜矢美)えっ?
(なつ)どういうこと!?お兄ちゃん何をしたの!?
(信哉)なっちゃん落ち着いて、別に悪いことをしたわけじゃないんだ。
(なつ)悪いことしてないのに警察に捕まるってどういうこと?
(信哉)いやあの…捕まったっていうか取り調べを受けたっていうか…サンドイッチマンをやってたんだ。それで人だかりが出来て交通の妨げになったみたいで…許可を取ってなかったらしい。でもまあ警察を出てるからここに戻ってきてると思ったんですけど…
(亜矢美)で、どこで?そのサンドイッチしてたって…
(信哉)歌舞伎町みたいです
このあと、信哉となつは歌舞伎町に行きます。そこで咲太郎がサンドイッチマンをしていました。なつと咲太郎の兄弟げんかが始まりました。
なつぞら第52話のあらすじと感想(2019年5月30日放送)
信哉はやさしい
信哉はとにかく優しい人なんですよね。そんな一面が見られた場面を振り返ります。まず、なつと富士子が川村屋に入ったとき。信哉はやさしさを見せます。
(なつ)何これ高い!
(富士子)雪月の3倍はするね
(信哉)ここは僕に
(富士子)ああいいのさ、ケチで言ってるわけじゃないんだから
(なつ)でもここで食べるのはやめとこうよ母さん
(富士子)そだね
(信哉)おなかが減ってるなら大丈夫だよ、ここのカレー
(なつ)いいのさ、ケチで言ってるわけじゃないんだから
(信哉)そう?
富士子となつの分までお金を出してあげようとする信哉でした。このあと、川村屋のマダムになつを紹介してあげました。
さらになつが東洋動画の試験に一度は落ちますが、仕上げの仕事の募集があり、二度目の試験で入社が決まります。風車でそのお祝いをやったときに、信哉も駆けつけました。
(信哉)こんばんは
(咲太郎)お〜信!
(なつ)信さん
(亜矢美)お~いらっしゃい
(なつ)信さん!
(信哉)なっちゃん
(なつ)ん?
(信哉)就職おめでとう
(なつに花束を渡す)
(なつ)忙しいのにありがとう。お花もらうなんて初めてだわ
信哉はこういうところがあります。なつの誕生日にもケーキを持ってきてくれることもありました。
妹の千遥の捜索も信哉は引き受ける
なつの兄の咲太郎を捜したときも信哉が協力してくれましたが、第63話では信哉がなつから妹を捜すことを頼まれます。信哉の取材したニュースがテレビで流れた日でした。
川村屋で信哉となつはそのニュースを見ます。それは上野駅での迷子のニュースでした。それを見たなつは妹の千遥を思い出します。そして捜したいと信哉に言うのです。
(なつ)ねえ、信さん…お願いがあるんだけど
(信哉)何?
(なつ)千遥を見つけたい
(信哉)えっ?
(なつ)千遥の行方を捜したいの
(信哉)それは僕もずっと気にはなってはいるけど、咲太郎は捜してもしょうがないと言うし
(なつ)お兄ちゃんは千遥はとっくに私らのことを忘れて幸せにしてるから、それを邪魔しちゃいけないって言ってるだけ。居場所が分かったって千遥の幸せを邪魔するようなことは絶対にしない
信哉はなつに必ず捜すと約束します。そして、後日、信哉が知らせに来たのでした。
(なつ)信さん!見つかったの?
(信哉)うん
(なつ)本当に?
(信哉)同じ千葉にいたよ。千葉の船橋って所だ
(なつ)ふなばし?
(咲太郎)まあ座ろう、なつ
(なつ)うん
(信哉)川谷としさんって人がなっちゃんたちの親戚だよね?
(なつ)うん、お母さんのいとこ、一番仲がよかった人だって
(信哉)そのとしさんと結婚した川谷幸一さんっていう人の行方を追った方がいいと思ったんだ。それで幸一さんを知っていそうな人を片っ端から探して訪ねていった。それでやっとその知り合いのうちの一人が今の幸一さんから来た年賀状を持ってたんだ。それで船橋の住所が分かったんだよ
(なつ)うん…
(信哉)幸一さんはね、戦争に行って足をけがしたらしい。それで農業ができなくなって引っ越ししたらしいんだ。
(咲太郎)それで、千遥は今も一緒にいるんだよな?
(信哉)分からない、その住所までは見に行ったんだ。それでそれらしい女の子は見かけたけど声はかけなかった
(なつ)千遥かどうか分からなかったの?
(信哉)僕の記憶では分からなかった…ごめん
(亜矢美)しょうがないよ、5歳の時にねえ、会ったっきりでしょ?
(なつ)ねぇ、お兄ちゃん、会いに行こう!
(咲太郎)うん…
(なつ)会うのがダメなら見るだけ。とにかく千遥が無事なことを確認したい
(咲太郎)そうだな…よしすぐに行こう
(なつ)うん
(信哉)これが船橋の住所だよ
(なつ)ありがとう
なつと咲太郎は8月15日に会いに行くことしました。この日ならつらい思いをしてきたんだから、千遥も思い出すかもしれないとなつが言います。
それに信哉は「つらいことばっかりじゃなかったはずだよ。楽しいこともいっぱいあった」と言ったのでした。
結局、千遥に会いに行ったなつと咲太郎は、千遥に会うことはできませんでした。子どもの頃に家出をしていたと伝えられました。
なつぞら第63話のあらすじと感想(2019年6月12日放送)
なつぞら第66話のあらすじと感想(2019年6月15日放送)
千遥で落ち込んだなつを心配する信哉
千遥のことがあった次の日もなつのことが心配で信哉は仕事が終わった後に風車を訪れました。
(信哉)なっちゃん!
(なつ)信さん、誕生日ケーキありがとう
(信哉)いや…ちゃんと会社に行ったって聞いて安心したよ
そして信哉は次のように言いました。
なっちゃん、僕にできることがあれば何でも言ってくれ。無駄かもしれないけど…もっと…もっと千遥ちゃんの力になれるこことがあればいいんだけどね
なつぞら第70話のあらすじと感想(2019年6月20日放送)
信哉が北海道に行ってしまう
なつが東京に来てからは、千遥のことなど、いつもなつの近くで助けてくれていた信哉でしたが、転機が訪れました。突然の話でした。信哉が閉店後の風車にやってきてなつと話します。
(信哉)亜矢美さんは?
(なつ)今お風呂、お兄ちゃんまだ、何か飲む?
(信哉)いやいいんだ、ちょっと報告することがあって
(なつ)うん…どうしたの?
(信哉)うん、実は…今度転勤するんだ
(なつ)転勤?
(信哉)うん。その勤務先が帯広支局に決まったんだ
(なつ)えっ!帯広に行くの?信さんが?
(信哉)うん、偶然だけどね、そういうことになったんだ
(なつ)今度は逆になるんだ私と信さんが
(信哉)向こうに行ったら2年か3年は戻ってこれないと思う
(なつ)そうなんだ…
(信哉)うん
(なつ)すごい偶然だね
(信哉)うん、すごい偶然だよね
なつとの別れのシーンでしたが、その前になつは天陽が結婚するとしったばかりで、信哉の転勤についてはあっさりしていました。
もしかしたら、なつと信哉がくっつくこともあるかなとも思っていましたが、どうやらそれはないのかなと思える回でした。
なつぞら第78話のあらすじと感想(2019年6月29日放送)
千遥の写真を撮った信哉
帯広に行った信哉が登場したのは、第81話でした。柴田家に千遥が現れたときです。その情報を咲太郎から聞いた信哉は柴田家に行きます。そして、牧場の仕事を手伝っていた千遥の写真を撮りました。
(信哉)あっごめん驚かした?
(千遥)何ですか?
(剛男)千遥ちゃん、この人誰だか分からんかい?
(信哉)分からないよね…信哉だ、佐々岡信哉。昔は信とか…なっちゃんと千遥ちゃんには信さんって呼ばれてた
(千遥)信さん?
(信哉)そう…覚えてる?
(千遥)少しだけ…何となくですけど…
(信哉)よかった…何となくでも覚えててくれてうれしいよ
(剛男)信さんは帯広の放送局に勤めてるんだ
(信哉)去年東京から赴任してね。東京ではなっちゃんと咲太郎とも会ってたんだよ。それで昨日連絡もらったんだ。本当にあの千遥ちゃんに会えたんだな…
(千遥)その写真はどうするんですか?
(信哉)あっ…これ?どうもしないよ、ただ何となく撮りたくなっただけ…
(千遥)誰にも見せないで下さい
(信哉)えっ?
(剛男)どうして?千遥ちゃん
(千遥)どうしても…写真が嫌いなんです
(信哉)分かった…ごめん勝手に撮って
(千遥)いえすみません、こちらこそ、変なこと言って…すいません…
このとき、写真をどうしていやがったのかはわからなかったのですが、千遥はその後、なつや咲太郎が北海道に来る前にいなくなってしまいました。
このとき、なつは信哉につらく当たりました。千遥の写真を見せたときでした。
(なつ)信さんは千遥と話したの?
(千遥)いや、あんまり…なっちゃんと咲太郎が来たらまた来ようと思って…
(なつ)どうしてもっと話を聞いててくれなかったの!
(富士子)なつ…
(信哉)ごめん…
(なつ)ごめんなさい…
こうやってなつが強く言えるのは、実は信哉しかいないんですよね。それでも受け止めてくれる信哉はやさしいのです。
こうして見てみると、信哉はなつと咲太郎に振り回されてばかりの印象なのです。でも、それだけ、少年時代の思い出が信哉にとっては大事なんだろうと思わせます。
もうこの兄妹とは切っても切れない縁のような気がしますから、これからも信哉が登場することがあると思います。そのときは信哉のやさしさに注目して見てください。
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