【なつぞら】煙カスミ(戸田恵子さん)という歌手が重要人物だった!カスミの登場シーンをまとめました

2019-07-14

「なつぞら」の登場人物には煙カスミがいます。煙カスミはクラブメランコリーでよく歌っている歌手です。戸田恵子さんが演じています。

NHKのなつぞら公式ペーじでは煙カスミを次のように紹介していました。

伝説の劇場・ムーランルージュ新宿座の歌い手。劇場が閉鎖してからは、クラブ「メランコリー」で流行歌を歌い続ける圧倒的な歌声の持ち主。亜矢美とは腐れ縁で、「風車」に通う。

https://www.nhk.or.jp/natsuzora/cast/

カスミはあまり登場する機会が少ないのですが、もしカスミがいなかったら、亜矢美となつの出会いはなく、なつが上京した後に咲太郎とまた会えていたかはわかりません。

そして、なつは亜矢美とも家族のような暮らしをするようになります。この二人を会わせた煙カスミがどれだけ重要な登場人物だったのかということですよね。

歌っているシーンもあり、「リンゴ追分」「ガードの下の靴磨き」「街のサンドイッチマン」などを歌うシーンがありました。戸田恵子さんが実際に歌っていました。

今回は煙カスミと登場シーンをまとめたいと思います。

なつと煙カスミとの出会い

なつが高校生のとき、信哉が北海道に来たことをきっかけに、なつは富士子と一緒に東京に兄の咲太郎を探しにきました。

新宿の川村屋に行き、川村屋のマダムや角筈屋書店の茂木社長から兄の情報は得られたものの、今どこにいるかはわかりませんでした。

茂木社長が昔咲太郎が働いていたムーランルージュで歌っていた歌手の煙カスミなら知っているかもしれなということで、煙カスミが歌っているクラブメランコリーになつたちを連れてきたのでした。

そこで「リンゴ追分」を歌っていたのが煙カスミでした。歌い終わったあと、カスミはなつのことろに来ます。

(カスミ)あなたがなつさんね

(なつ)はい

(富士子)お手間を取らせてすいません

(カスミ)なつさんのお母さん。いろいろと事情があることは分かりました。茂木社長からも後は頼むと言われましたけど、残念ながら私も今は咲坊がどこにいるかは心当たりがないんですよ

(なつ)そうですか

(カスミ)ごめんなさいね、なつさん

(なつ)あっいえ

(カスミ)どうかお気を付けて

結局、このときは咲太郎の行方はわからなかったのですが、その後、信哉が浅草にそれらしい人がいるということで、なつも浅草に行きます。そして浅草の劇場でなつと咲太郎は再会しました。

煙カスミは、このあとアニメーターになるために東京に出てきたなつとも会うことになります。

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なつが上京して煙カスミと再会

高校を卒業したなつは雪月の雪之助と上京しました。雪之助の息子の雪次郎も川村屋で修行することになっていたからです。

川村屋に挨拶したあと、「おじさん、歌を聴きに行きませんか?」となつが言い、クラブメランコリーへ。カスミはこのとき「ガードの下の靴磨き」という歌を歌っていました。

なつはその歌を聴きながら、靴磨きをして兄や妹と過ごしたあのころを懐かしく思い出していたようです。

歌が終わると、なつのところにカスミがやってきます。カスミはなつのことを覚えていたようです。

(カスミ)あなたは確か咲坊の

(なつ)はい、奥原咲太郎の妹です。兄が今どこにいるか知りませんか?

(カスミ)知らないわね

(なつ)そうですか

(カスミ)ちょっとお酒につきあってくれる?

(なつ)えっ?

カスミは咲太郎のことは知らないと言ったものの、お酒に付き合ってほしいと言い、このあと、なつたちをつれて風車に言ったのです。

(亜矢美)あらカスミねえさん、いらっしゃい

(カスミ)はいこっちよ!お客さん連れてきたのよ

(亜矢美)まあうれしいお客様、いらっしゃいませ、アッハハ…いらっしゃい

(なつ)おばんです

(亜矢美)あっおばんです、ハハハハ…どうぞ

風車は咲太郎が「母ちゃん」と呼ぶ亜矢美のおでん屋さんでした。なつを咲太郎をよく知る亜矢美と引き合わせたのがカスミだったのです。

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亜矢美になつが咲太郎の妹だと教えるカスミ

風車に来たカスミはそれとなく、なつがだれなのかを亜矢美に教えます。

(亜矢美)今日はステージの帰り?

(カスミ)そうクラブメランコリー。この3人はね私の歌を聴きに来てくれたのよ

(亜矢美)おねえさんの古くからのお知り合い?

(カスミ)人を捜して私を訪ねてきたのよ

(亜矢美)あら人捜し?

(なつ)はい

(カスミ)子どもの頃に生き別れたお兄さんですって。それがね私と同じムーランルージュで働いていたんだって。去年の夏ごろよね、捜しに来てたのは、そのお兄さんを

(なつ)はい、その時兄には会えたんですけど、また今はどこにいるか分からなくなって

(カスミ)だからね、今度はお兄さんのそばで暮らすために東京に出てきたんだって

(なつ)いや、兄にとっては迷惑になるだけかもしれませんけど

(カスミ)名前何ていうんだっけ?

(なつ)奥原なつです。あっ兄の名前は奥原咲太郎です

(カスミ)ムーランルージュじゃ咲坊って呼ばれていた子なのよ

これで亜矢美が気づかないわけもありません。なつたちが帰ったあと、亜矢美とカスミはこんな会話をしていました。

(カスミ)ごめんね

(亜矢美)知らせに来てくれたのね、おねえさん

(カスミ)あとは亜矢美ちゃん次第よ

なつが東京に来ていると知った亜矢美は、このあと風車に戻った咲太郎になつが来ていることを伝えました。

それからはあまり出なくなったのですが、なつが東洋動画への就職が決まり、亜矢美と一緒に住むことになったときに出ました。

なつの就職祝いをすることになり、咲太郎が天丼を作ったときでした。そんなことは知らずに客として風車に来たカスミはそのまま就職祝いに参加したのでした。

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カスミの付き人が土間レミ子

土間レミ子というキャラの強い登場人物がいます。このレミ子はカスミの付き人をしています。だから、ほとんど一緒に出てきます。

あるとき、カスミとレミ子が風車に来たことがありました。

(亜矢美)いらっしゃい

(カスミ)こんばんは。みんないるのね

(雪次郎)暇なんで

(なつ)暇なのは雪次郎君だけ

(カスミ)ほらレミちゃん、咲ちゃんに頼んでみなさいよ

(レミ子)え、いきなりですか?こんな所で…

(カスミ)そのために来たんでしょ、今日は

カスミは付き人のレミ子が咲太郎に言いたいことがあるために風車に来ました。恥ずかしそうにするレミ子の代わりにカスミが説明しました。

(カスミ)実はね…レミちゃん、新劇やりたいんだって

(咲太郎)えっ、レミ子が?

(カスミ)あれ(劇団赤い星座の「人形の家」)見て感動したんだって。それでね、咲ちゃんの劇団に入りたいんだって

(咲太郎)おおそうか!

(レミ子)今更遅いかもしれないけど…

やがて、レミ子は咲太郎のいる劇団赤い星座のテストを受けることになります。実はこのテストには雪次郎も参加しました。

お菓子職人である雪次郎が俳優になることを決めたということで、風車で雪次郎に会ったカスミは「よく決心した!」と称えたのでした。

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カスミが久しぶりに歌を歌う

煙カスミの付き人のレミ子も演劇の道に進んだし、カスミが登場する機会は少なくなるのかなと思いましたが、久々に登場した回がありました。そこでも歌を歌いました。

このときは、風車に来ていたのです。夕見子や雪次郎もいて、なつたち東洋動画の社員も決起集会で風車にやってきます。そこで夕見子がカスミに歌をリクエストしました。

(なつ)乾杯!

(みんな)かんぱ~い!

(夕見子)カスミさん何か歌って下さい!

(カスミ)えっ?

(なつ)ちょっとプロの歌手に失礼でしょ、夕見!

(夕見子)決起集会には歌がなければならないっしょ!どうか我々の情熱を鼓舞するような歌を!

(カスミ)分かった!歌おう!若者たちよ立ち上がれ!

(夕見子)雪次郎、踊ろう

(雪次郎)えっじゃ皆さんも踊りましょう!ね!

(堀内)なっちゃんなっちゃん!なっちゃんも茜ちゃんも!

(夕見子)なつも踊るべ

「朝空の大地が夏の陽射しに燃ゆる」

「向日葵を揺らして時を惜しんで歩く」

「恋しくて通う道果てなき里の道よ」

「二人のこの夢は純粋な歌に似て」

「どーんと晴れやかに咲いては散りゆくとて」

「恋しくて通う道果てなき里の道よ」

「ヘイ!」

みんなが外に出て、男女がダンスを踊ったのでした。

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なつと咲太郎の再会にも重要な役割を果たしたのが煙カスミでした。

煙カスミと亜矢美は腐れ縁で、カスミが風車に来ることも少なくないようです。なつが風車に住んでいる以上は、これから二人が会うことも多いと思います。

今後はカスミが重要な役割を担うことは少ないとは思いますが、個人的には煙カスミが歌うあの時代の名曲が好きです。なので、またクラブメランコリーのシーンがあるとうれしいなと思います。