なつぞら第139話のあらすじと感想(2019年9月9日放送)

2019-09-10

なつぞら第139話のあらすじと感想(2019年9月9日放送)

第22週「なつよ、この十勝をアニメに」の第139話。

なつ(広瀬すず)が東洋動画を辞める日がやってきた。なつは仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)たちと挨拶を交わし、これまで仲間とともに試行錯誤してきた日々を思い出し…

第139話の主な登場人物

  • 奥原なつ(広瀬すず)…ヒロイン
  • 大杉 満(角野卓造)…東洋映画社長
  • 仲 努(井浦 新)…アニメーター
  • 下山克己(川島 明)…アニメーター
  • 大沢麻子(貫地谷しほり)…アニメーター・セカンド
  • 井戸原 昇(小手伸也)…アニメーター・作画担当
  • 神地航也(染谷将太)…新人アニメーター
  • 堀内幸正(田村健太郎)…作画課の動画担当社員
  • 森田桃代(伊原六花)…彩色担当
  • 坂場一久(中川大志)…東洋動画の監督見習い
なつぞら登場人物

なつぞら第139話のあらすじ

なつが東洋動画を退職する日、みんなが温かく送り出した。家に帰ったなつは坂場の料理で退職のお祝いをして、なつは幸せな一日だったと言う。

マコプロでのなつの仕事が始まった。「大草原の少女ソラ」は日曜日のゴールデンタイムに放送される予定で、企画も制作もマコプロだった。坂場が演出、なつが作画監督、そして美術監督には陽平が加わることになった。

マコプロのみんなで北海道にロケハンに行った。

なつが東洋動画を退職する日が来る

なつが東洋動画を退職する日、堀内が花束を渡した。荒井も定年となり、最後までなつと仕事ができて楽しかったと言う。きつかったの間違いではないのかとなつが言うと、それが楽しいということだと荒井は言った。

昭和49年3月、なつが18年勤めた東洋動画スタジオを去る日がやって来ました

なつが仲間と共に作ったアニメーションの数々がこの部屋から生まれました

(堀内がなつに花束を渡す)

(堀内)なっちゃんこれからも頑張れよ

(なつ)皆さんもどうか頑張って下さい

(堀内)お世話になりました

(一同)お世話になりました

(荒井が一人窓際にいる)

(なつ)荒井さん、荒井さん本当にお世話になりました

(荒井)わしもこれで定年や。なっちゃんと最後まで仕事できてほんま楽しかった

(なつ)きつかったの間違いじゃないですか?

(荒井)あほ!それが楽しいゆうことやないかい

(荒井がサングラスを取ってウインクする)

(なつ)ハハ…はい、ありがとうございました

(荒井)よし、じゃ荒井さん得意のアメちゃんや

(なつ)えっそんなちょっと待って待って待って!

感想

なつって最後の最後までまわりの人間に恵まれてますね。あの堀内に「お世話になりました」なんて敬語を使われるまでになったことに違和感すら覚えました。荒井さん、威勢が良かったからもっと若いかと思ったら定年なんですね。

社長室で退職の挨拶

なつが社長室に行き、佐藤、井戸原、仲に挨拶をした。東洋動画にとってはなつの退職は痛手だったがみんな温かく送り出した。仲はなつをアニメーターに誘ったことは間違いではなかったかと尋ねる。なつは仲に会わなければ自分にはなれなかったと答えた。

(なつが社長室に挨拶に行く)

(なつ)長い間お世話になりました

(佐藤)あなたの退社は我が社にとっては大変な痛手です

(なつ)申し訳ございません

(佐藤)ただ、私のあなたに対する敬意は変わることはありません

(佐藤部長が右手を出す)

(なつ)佐藤部長…

(なつが握手しようとすると佐藤部長がパンチをしてなつがそれをかわす)

(ゴングが鳴る)

(佐藤)お見事!

(井戸原が拍手する)

(井戸原)なっちゃん、これだけは忘れないでもらいたい。奥原なつは我々と同じ東洋動画出身のアニメーターであるということを

(なつ)決して忘れません。本当にお世話になりました。ありがとうございました

(なつと井戸原が握手する)

(仲)なっちゃん

(なつ)仲さん…

(なつと仲が握手する)

(なつ)ありがとうございました

(仲)君をこの世界へ誘ってよかったんだよね?

(なつ)仲さんと出会えなかったら私は私になれませんでした

(山川)奥原なつさん、多大なるご貢献に心より感謝いたします

(なつ)こちらこそ…ご恩は一生忘れません

(なつが東洋動画でのこれまでを思い出す)

(仲)ようこそアニメーションの世界に

(下山)バン!バン!

(なつがマコにぶつかる)

(井戸原が両手を広げる)

(堀内と茜が馬の前足のまねをする)

(なつがはじめてアニメーターの机にすわる)

(なつ)おお…

(麻子)まだなの?ここからの遅れは仕上に迷惑かけるばかりだからね、分かってる?奥原さん

(なつ)分かってます。今描いてます

(麻子)手休めないで答えなさいよ

(下山)みんなで乗り切ろう

(なつの白蛇姫の絵を麻子が見る)

(白蛇姫のアフレコをなつが見て泣く)

(なつがアクションを見て絵を描く)

(モモッチとなつがパンを食べる)

(なつが馬のまねをして階段を降りる)

(なつが階段から落ちそうになり坂場が助ける)

(坂場)ありえないことも本当のように描くことです。違う言い方をするならば、ありえないことのように見せて本当を描くこと…

(なつ)どんなにありえないことも本当らしく見せる動きがある。大きなうそから真実を描き出す。それをできるのはアニメーションしかない!

(なつと優が歩いている)

(なつ)あ…ねえ優、走ろっか

(優)うん!

(なつ)よ~い…

(なつ・優)どん!

感想

惜しまれつつ、感謝されつつ辞めるかたちですね。つくづく順調すぎてイラつきますね。なつと優が走ったのは、ここからまたスタートということでしょうね。

坂場の料理でなつの退職を祝う

坂場が料理を作りなつの退職をお祝いした。なつが東洋動画に入ってどれだけ幸せだったかを感じてくれたと言い、幸せな一日だったと感じていた。

(坂場)は~い

(なつ・優)おお~!

(なつ)いい香り…

(坂場)長い間ご苦労さまでした

(なつ)ありがとう

(坂場)うん

(優)ご苦労さまでした

(なつ)ありがとう

(坂場)それじゃ…

(なつ)あっ

(みんながコップを持つ)

(坂場)乾杯!

(なつ・優)かんぱ~い!

(坂場)お疲れさまです

(なつ)はあ…幸せな日だった

(坂場)君はちゃんと作品を成功させて終わったからな

(なつ)いや、そういうことじゃないと思う

(坂場)うん…

(なつ)あなたと作った作品だってあの会社に残ってるでしょ

(坂場)うん

(なつ)私にとってどれだけあの会社に入れたことが幸せだったかってことをみんなが感じてくれたんだと思う

(坂場)みんな自分のことのように君を送り出してくたってわけか

(なつ)うん…そうかもしれない

(優)ママ幸せなの?

(なつ)うん。ママとっても幸せだよ

(優)優ちゃんも幸せ。パパは?

(坂場)うん?パパは…優ちゃんとママが幸せならそれで幸せだよ

(優)自分の幸せは自分で決めなさい!

(なつ)アッハハハ…

(坂場)どこで覚えてくるんだそういうこと…熱っ熱っ

感想

優が言った「自分の幸せは自分で決めなさい!」は、光子の教えでしょうか。光子の教育となつの遺伝子で、周りを相当イラつかせる人に成長しないことを祈ります。

マコプロでは「大草原の少女ソラ」の仕事が始まる

なつのマコプロでの仕事が始まった。坂場が企画を説明した。「大草原の少女ソラ」はゴールデンタイムに放送される。企画も制作もマコプロで自由にできるが、失敗もできないと麻子は言った。美術監督には陽平が参加する。ロケハンに行くことになりみんなで北海道へ行く。

マコプロに入社したなつは再会した仲間とすぐに新しいアニメに取りかかりました

(麻子)なっちゃんまでそろうと何だか一気に懐かしくなるわね

(坂場)それでは企画を説明します。え~タイトルは「大草原の少女ソラ」で行きたいと思います。ソラは主人公の名前です。原案どおり開拓者一かの娘の目を通して物語を描きます

(なつ)ソラは日本の人なの?

(坂場)名前に関しては純和風でない方がいいだろう

(神地)太郎や花子じゃ昔話みたいだしな

(下山)ソラ。ソラちゃんか。和風でもあり洋風でもあって親しみやすい。いいじゃない

(なつ)いつごろの話?

(坂場)時代は大体大正から昭和にかけて。舞台は日本の北海道。でも作品自体はどこの国で見られてもリアリティーを感じてもらえるような開拓者の家族の日常を描きたいと思っています

(麻子)テレビ局にもスポンサーにもそう説明してある。やるならスポンサーは一社提供でその会社名の冠がついた「ミルコスまんが広場」しかないと思ってた

(坂場)日曜日の夜、ゴールデンタイムです

(桃代)すご~い!

(下山)え…よくその枠が取れましたね

(麻子)ミルコスの社長が北海道の開拓者の生まれなの

(なつ)え…

(麻子)それが決め手となってテレビ局を説得することもできた。そしてこれは関東プロダクションを通さないマコプロが独自に製作するテレビ漫画の第1作目となります

(なつ)企画も制作もマコプロダクションですか

(麻子)そういうこと。だから内容を自分で自由に決められる分、絶対に失敗はできないの。放送は半年後10月から9か月を予定しています。視聴率が悪ければ打ち切られることもあるけど…いいわね?必ずいい作品にしましょう!

(一同)はい!

(麻子)それじゃ作品の方針をイッキュウさんから

(坂場)演出は全て私がやります。僕だけじゃないここにいるメインスタッフは最後まで変わらずに一つの作品を創り上げたいんです。とことん自分の世界を突き詰めてもらいたい。奥原なつには全てのキャラクターデザイン、作画監督を委ねたい。一人で全てのカットに責任を持ってもらいます

(なつ)分かりました。よろしくお願いします

(一同)お願いします

(坂場)そしてモモッチには色指定と仕上げの検査をお願いします

(桃代)分かりました!頑張ります

(なつ)モモッチ、よろしくね

(桃代)うん、やってやるわ!

(下山)ハハハ…

(坂場)それから美術監督として山田陽平さんを迎えたいと思います

(なつ)えっ?

(下山)え…山田陽平さん、来てくれるの!?

(麻子)彼は私の同期でもあるの。その縁もあってうちに来てくれることになりました

(なつ)また東洋動画から…

(麻子)自分の意志よ。私が強引に引き抜いたわけじゃないからね

(神地)陽平さんなら間違いないよ!何たって地元なんだから

(なつ)実は私も美術は陽平さんしかいないと思ってました

(陽平がマコプロに来る)

(陽平が絵をボードに貼る)

(陽平)勝手に記憶の中の風景を描いたものだから参考になるかどうか分からないけど

(なつが北海道を思い出す)

(陽平)どう?あまりテレビ漫画の背景だということを意識せずに描いたんだけど

(坂場)それでいいんです

(なつ)とてもすてきです。ここまで十勝の空気を絵に出せるのはやっぱり陽平さんだからです

(桃代)本当ね。テレビ漫画とは思えない

(坂場)それじゃ北海道にロケハンに行きましょう

(麻子)えっ…

(坂場)この風景をアニメーターも実際に見るべきです

(神地)うん、ロケハンは絶対に必要だよ

(下山)いろんなもんを実際に見といた方がいいかもね。人間とか動物とかも

(麻子)ちょっ…ちょっと待ってよ!そんな予算どこにあるのよ?

(なつ)あ…十勝なら交通費だけでなんとかなるかもしれません

というわけで、なつたちは開拓者家族の暮らしを取材するため十勝にやってきました

(優)みんな早く!

(下山)アッハハ…ごめんごめん

なつよ、ここからまた新しい君が始まりそうだな

感想

夫婦で同じ職場ってどうなんでしょうね。よくあることなのかもしれませんが、坂場となつの日常がなんだかリアルだから、公私混同しそうでなんか嫌です。「十勝なら…」ということは、柴田牧場を宿にするということですね。なつらしい考えでいいんじゃないでしょうか。

今日の名シーン

佐藤部長がいきなり格闘技を始めたが負けたシーン。

今日の名台詞

「わしもこれで定年や。なっちゃんと最後まで仕事できてほんま楽しかった。(なつにきつかったの間違いでは?と言われ)あほ!それが楽しいゆうことやないかい」

なつの退職と同時に定年を迎えた荒井の言葉。

次回の見どころ

なつたちが北海道に行き、麻子や下山、神地と泰樹や富士子との絡みが楽しみです。

なつぞら

Posted by popi