エピオルニスの化石がクリミアで発見!日本でも生存した!?

今回、私が注目したニュースは「クリミアでエピオルニスの化石発見!」です。エピオルニスとはどんな生き物なのか。それとこのニュースの感想を書きたいと思います。

エピオルニスの化石がクリミアで見つかった

エピオルニスの化石が見つかりました。クリミア半島で高速道路を建設する際にTaurida洞窟が見つかり、そこで化石が発見されたようです。

Russian Academy of Sciencesの古生物学者、Nikita Zelenkov氏らのグループが発表しました。

The newly described bird fossil was discovered last summer in Taurida Cave, a treasure trove of ancient animal bones uncovered in 2018 during highway construction in Crimea, a Black Sea region currently in dispute between Ukraine and Russia. The bird’s thigh bone, or femur, was among the remains in the cave’s Hyena Den, so named because of its abundance of giant hyena bones.

https://www.nationalgeographic.com/science/2019/06/12-foot-bird-lived-alongside-early-human-relatives-fossils-reveal/

(Googleによる翻訳)
新しく記述された鳥の化石は、現在ウクライナとロシアの間で紛争中のクリミア半島の高速道路建設中に2018年に発見された古代の動物の骨の宝庫、Taurida Caveで昨年の夏に発見されました。

ちょっとわからないところもありますが、だいたいわかりました。詳しく知りたい方は次の記事を見て下さい。

ニュース記事①はこちら!
ヨーロッパで見つかったダチョウより3倍大きい古代鳥の化石

ニュース記事②はこちら!
12フィートの鳥が初期の人間の親戚と一緒に住んでいた

ところで「エピオルニス」とは一体何なんでしょうか。私はこの言葉を初めて聞きました。

エピオルニスとは?

エピオルニスとは何なのか。その特徴をまとめると、次のようになります。

  • 鳥の仲間
  • 150〜200万年前に絶滅
  • 大きさはダチョウ4羽分
  • 身長3.4m
  • 体重は450kg(ホッキョクグマの2倍)
  • ダチョウに似ている
  • 飛ぶことはできないが足は速い
  • 化石の一部として発見された大腿骨は長く細い
  • 卵も大きい(縦30cm、殻の厚さは3~4mm)

絵で描くとこうなりました。

エピオルニス
エピオルニスを描いてみた

エピオルニスの化石が見つかったクリミアはどこ?

クリミアは東ヨーロッパのクリミア半島にあります。黒海のところにあります。

エピオルニスが生きていた150万年〜200万年前とは

ウィキペディアによると、アウストラロピテクスが370万年〜100万年前です。エレクトス原人が250万年前で、石器の使用が始まったとあります。そして、180万〜150万年前にアフリカからユーラシア大陸に拡散したとあります。

つまり、このニュースをまとめると、もう絶滅したけど、ものすごく大きな鳥が昔はいて、その化石が最近(といっても去年だけど)、クリミアというヨーロッパで見つかりましたということですよね。

このニュースの大事なところは、クリミアで発見されたということです。過去にもマダガスカルなど、南半球では発見されたことはあったのですが、今回はクリミア半島という東ヨーロッパで発見されました。

北半球で発見されたのははじめてだったということ!これによって私達の想像は膨らみます。

ちょうど人類がアフリカからヨーロッパに渡った頃と時代が重なります。

私達の祖先は生きているエピオルニス見たのかもしれないのです。研究者たちは人類がエピオルニスの狩りをして、その肉を食べていたかもしれないと考えているようです。

そして、エピオルニスがいたとは考えてもいなかった場所から、その化石が見つかった。それは、もしかしたら日本にもいたのではないか…とも思わせるのです。

エピオルニスが現在でも存在する!?

体重が450kgあるにもかかわらず、時速69キロで走れるエピオルニス。

こんな巨大な鳥が高速でこちらに向かってきたら逃げ切るどころか失神しますよね。車だったら逃げ切れるかもしれませんがなにしろ相手は時速69キロですからね。加速のスムーズなスポーツカーに乗っていたほうが安心です。

ただ、残念ながらエピオルニスはもう存在しません。150〜200万年前に絶滅しています。

日本でエピオルニスの化石が見つかる可能性は!?

日本でも各地で首長竜や恐竜が発掘されていますね。ではエピオルニスはどうでしょう。

残念ながら現時点ではエピオルニスが日本で発見されたという報告はありません。しかし、可能性はゼロではありません。

見た目がダチョウに似ていることもあり、それが本当にエピオルニスという生物なのか判定が難しいこともあるようです。

今後の発掘調査に期待したいですが、もし日本にもいたとしたら、エピオルニスは飛べないので、日本がまだ大陸とつながっていたときに、はるばる歩いてきたということになりますね。

本当はエピオルニスなんていう生物はいない説

ところでエピオルニスは本当に実在していたのでしょうか。実はダチョウの巨大化バージョンだったなんてことは考えられないですか。

日本でも沖縄などの温暖な地域では、ゴ○ブリも巨大化しているという話を聞きます。エピオルニスもその類なのではないかと思ってしまいます。だって、本当にその生物がいたかどうかなんて誰もわかりませんよね。

アウストラロピテクスやネアンデルタール人などが書籍を残していたら話は別ですが、証拠がない限りどうしても信憑性に欠けているように思ってしまいます。まるでドラえもんに出てくる未確認生物をみているようです。

まとめ

エピオルニスがわからなかった私はこういう大きな鳥もいたんだと勉強になりました。今度、ダチョウを見たらその4倍の大きさを想像したいと思います。